
ChatGPTって無料で使えるの?



ChatGPTのAPIキーは無料なの?
ChatGPTを使う際に、料金はどのくらい掛かるのか知っておくことは大事です。知らずに使って多額の請求をされては大変!そこで今回は、ChatGPTのサービス利用料金とOpenAIのAPIキーの料金について解説します!
- ChatGPTの料金
- 有料と無料のサービスの違い
- 提供しているモデルと価格帯
- OpenAIのAPIキーの料金
- 最新モデルGPT-4について
そもそも、ChatGPTってなに?という方はこちらの記事で詳しい解説してます。


ChatGPTの有料料金は月額20ドル!無料期間はいつまで?


ChatGPTの料金プランは以下の通りです。現在、無料プランの期限はありません。
料金プラン
※1ドル=134円で換算(2023年2月19日時点)



月額20ドルが高いか安いかは、何にどう使うか次第ですね。採算が取れれば安い!
ちなみに上記のプランは以下の通常チャットのことです。
OpenAIが提供する7つのモデルと料金プラン
OpenAIが提供するモデルは複数あり、それぞれ異なる機能と価格です。価格は1,000トークン単位になり、トークンは単語の一部のようなもので、1,000トークンは約750語(750バイト)に相当。課金対象はGPTに送った内容のトークンだけでなく、文章生成AIが返却する内容のトークンも含まれます。ダブルバイト文字の日本語はトークン量も英文字の2倍になるので、1,000トークンで約350文字で見積もると良いでしょう。
OpenAIが現在、提供しているモデルは以下の6つ!
- GPT-4(2023年3月15日 公開)
- gpt-3.5-turbo (2023年3月1日 公開)
- Instructモデル(gpt-3.5)
- Fine-tuning モデル(モデル学習)
- Embedding モデル(数学変換)
- Image モデル(画像生成)
- Audio モデル



GPT-4とは(2023年3月15日公開)
GPT-4は、2023年3月15日に公開されたモデルです。
ポイント
- 25,000語以上のテキストを扱うことができ、長文のコンテンツ作成が可能
- 画像の入力ができる。出力は従来通りのテキストのみ
- GPT3.5と比較して、事実に基づいた回答を出す確率が40%高くなった
- 訓練データは2021年9月まで
また、GPT-4はChatGPT Plusの有料プランの人は使用できます。ただ、画像入力は使えません。制限もあり4時間ごとに100回までのみ利用可能です。
API料金
モデルによって入力出力の最大文字数が変わります。
モデル | 入力プロンプト | 出力プロンプト |
---|---|---|
8K context ※8,000トークン | $0.03 / 1K tokens 3.9円 | $0.06 / 1K tokens 7.8円 |
32K context ※32,000トークン | $0.06 / 1K tokens 7.8円 | $0.12 / 1K tokens 15.6円 |
APIは現在はウエイティングリストに登録する必要があり、登録した人から順番に招待されていきます。
gpt-3.5-turboモデルとは(2023年3月1日 公開)
gpt-3.5-turboは、2023年3月1日に公開されたモデルです。ChatGPTで使用されているものと同じモデルです。gpt-3.5-turboのパフォーマンスは、InstructモデルのDavinciと同等。
1kトークンあたり$0.002で価格設定され、既存のGPT-3.5モデルよりも10倍安いです。
モデル | スペック | 料金 |
---|---|---|
gpt-3.5-turbo | 最高の精度で自然な文を生成可能 ※InstructモデルのDavinciと同等 | $0.002 / 0.26円 |
※1ドル130円で換算(2023年3月時点)
Instructモデルとは
Instructモデルは、シングルターンの指示に従うように最適化されています。Adaは最も高速なモデルであり、Davinciは最もパワフルなモデルです。instructモデルは、シングルターンの指示に最適化されています。つまり、一度のやりとりで完了する指示に対して最適化されています。例えば、人工知能を使用して翻訳を行う場合、ユーザーからの入力が一度で完了する場合に最適化されています。
Instructモデル(gpt-3.5)モデルには、以下4つの価格があります。
モデル | スペック | 料金/ 1000トークン単位 |
---|---|---|
Ada | 予測の精度や文法的な正確性は 他のモデルに比べて低い | $0.0004 / 0.052円 |
Babbage | Adaよりも大きな言語モデルであり、 より正確で自然な文を生成できる | $0.0005 / 0.065円 |
Curie | Babbageよりも大きな言語モデルであり、 より長い文章を生成できる | $0.0020 / 0.26円 |
Davinci | 最高の精度で自然な文を生成可能 | $0.0200 / 2.6円 |
※1ドル130円で換算(2023年2月時点)
Fine-tuning モデル(モデル学習)とは
OpenAIのベースモデルをもとに、あなたのトレーニングデータで微調整して、独自のカスタムモデルを作成できます。モデルを微調整したら、そのモデルに対するリクエストで使用するトークンのみが請求されます。
Fine-tuning モデルは以下4つの価格があります。
モデル | トレーニング料金 | リクエスト料金 |
---|---|---|
Ada | $0.0004 / 1K tokens | $0.0016 / 1K tokens |
Babbage | $0.0006 / 1K tokens | $0.0024 / 1K tokens |
Curie | $0.0030 / 1K tokens | $0.0120 / 1K tokens |
Davinci | $0.0300 / 1K tokens | $0.1200 / 1K tokens |
Embedding モデル(数学変換)とは
Embedding モデル(数学変換)は埋め込み機能を使用して、高度な検索、クラスタリング、トピックモデリング、および分類機能を構築できます。
モデル | 料金 |
---|---|
Ada | $0.0004 / 1K tokens |
Image モデル(画像生成)とは
DALL·Eを直接アプリに組み込んで、新しい画像やアートを生成および編集できます。画像モデルは、解像度ごとに3つのレベルを提供しています。
解像度 | $0.020 / image |
---|---|
1024×1024 | $0.020 / image |
512×512 | $0.018 / image |
256×256 | $0.016 / image |
DALL-E2の使い方はこちらで詳しく解説しています。


Audio モデル | Whisper (音声をテキスト変換)とは
Audio モデルのWhisperは、音声をテキストに変換し、多くの言語を翻訳することができます。
2023年3月1日に公開!
モデル | 料金 |
---|---|
Whisper | $0.006 / 分(秒以下は四捨五入) |
OpenAIのAPIKey料金は従量課金制!
アプリ開発の際や、GoogleスプレッドシートにChatGPTの機能を利用するために必要なのが、OpenAIが提供しているAPIです。
API
引用:Wikipedia API
商業的に使われる狭義では、各種システムやサービス(ハードウェア、OS、ミドルウェアおよびWebサービス等)を利用するアプリケーションソフトウェア (Application) を開発・プログラミング (Programming) するためのインタフェース (Interface) である[1][2][3][4][5]。こちらの意味では、システムやサービスから直接提供されないもの、例えば言語の標準ライブラリは含まない。
OpenAIのAPIKeyは、利用した分だけ課金される従量課金制です。無料の期限や使用上限を超えた場合、有料課金の設定が必要です。最初の3ヶ月間に利用できる無料クレジット$5です!
ChatGPTのAPIサービス現状ないため、APIキーを使いたい場合はChatGPTの開発元であるOpenAIのAPIサービスを利用しましょう!OpenAIではGPT-3を活用した様々なAIサービスを提供してます。
例えば、文章生成AI(Text Completion)はChatGPTと同じtext-davinci-003というGPT3.5系文章生成モデルで開発されています。ChatGPTと全く同じではありませんが、近い文章生成AIとして利用可能です。ChatGPT活用サービスの代替手段として、OpenAIのサービスをAPIから利用してサービスに組み込むことができます。
文章作成以外もOpenAIのAPIを使えば、画像生成AIも実装できます。
OpenAIのアカウント登録方法はコチラで解説してます。


OpenAIのAPIキーの従量課金は高額請求を防ぐために上限値を設定できる!


ChatGPTのAPIを使い過ぎないために、上記画面のように上限値を設定することができます。デフォルトは120ドルだったので、初めに設定しといた方が良いでしょう。
体験談 | OpenAIのAPIを実際に利用してみた料金は?
実際にGoogleのスプレッドシートでchatGPT関数を使ってみた結果は以下の通りです。
- 送った文字数:55バイト
- 回答の文字数:668バイト
- 以下の公式URLの主要な産業を3つの箇条書きで50文字以内で教えて。
- 沖縄県の公式URLを100文字以内で教えて。
- 北海道の公式URLを100文字以内で教えて。
- 大阪府の公式URLを100文字以内で教えて。
1. 農業:豊富な日照時間と気候により、果物や野菜などを生産している。 2. 漁業:沖縄の海は魚介類が豊富で、漁業が盛んである。 3. 観光業:沖縄の自然や文化を楽しめる観光スポットが多く、観光客が多く訪れている。 |
1. 農業:豊かな自然に恵まれた北海道は、特産の米や野菜などを生産しています。 2. 漁業:海洋資源が豊富な北海道では、鮭やイワシなどの海産物を取り扱っています。 3. 観光:景色や文化などを楽しめる北海道は、観光客を多く集めています。 |
1. 自動車・機械製造: 自動車、航空機、機械、電気機器などを製造する産業。 2. 食品・飲料: 食品、飲料、農業、漁業などを扱う産業。 3. 化学・素材: 化学、素材、繊維、ゴム、プラスチックなどを扱う産業。 |
利用料は0.02$(約2.6円)でした。AIモデルはデフォルトのダビィンチで送ったので、上限1,000トークン以内に収まったのでこの金額です。


ChatGPT/OpenAI | 有料プランやAPI料金は採算が取れると判断してから移行しよう!
今回をChatGPTのサービス利用料金について紹介しました。
まずは無料版から利用してみて、あなた自身の活用方法を考えてみましょう!
採算がとれそうか検討した後に、有料プランに変更するのがおすすめです!
ChatGPT/OpenAIの活用方法を学ぶ
ChatGPTの活用方法を個人で試行していると、一瞬で1〜2時間が溶けますよね。
実は、すでに世界中の人たちが便利な活用方法をまとめてます。
1〜2時間をChatGPTの模索に使わず、活用法を学ぶことに集中した方が効率的です。まずは学んだ上で活用方法を活かしていいきましょう!ChatGPTを動画で学ぶのにおすすめなUdemyのコースはこちらの記事で解説してます。

