なぜ文系がIT企業に就職できるのか?

こんにちは! 文系SEの焼き芋です!

プログラミング未経験だけど、

文系でもIT企業に就職できるのかな?キツイのかな?


という悩みを抱えていませんか?

そこで、今回は「なぜ文系がIT企業に就職できるのか」を解説します。

やきいも

この記事はこんな人におすすめです!
・IT企業への就職を検討している方

この記事で解決できる分かること
  • なぜ文系がIT企業に就職ができて、活躍できる?
    ⇒活躍できる!
  • IT業界は3K(きつい、帰れない、給料安い)? 
    ⇒給料は平均!
  • IT企業で働いている文系出身者の割合は? 
    ⇒3割!
目次

IT職種で働いている文系の割合は約3割

そもそも、ITの職種で勤めてる文系出身者の割合は約3割です。(下図参照)

出典:IPA「IT人材白書2020」 ※ 先端ITとは「AIやブロックチェーンなどの技術」

それでは、その3割の人材がなぜITの職種で就職できたのか。

以下のポイントで解説します。


解説のポイント!
  • 過去~現在で人手不足
  • 活躍できる職種が多い
  • 今後も人手が必要

ITエンジニアはキツイ故に過去~現在で人手不足

出典:IPA「DX白書2021」

まず、現状で約9割の企業でIT人材が量・質で不足しています。(上の図参照)

一昔前はIT企業をよく「3K」だと言われてました。

  • きつい
  • 帰れない
  • 給料が安い

また、35歳定年説などネガティブなワードが多かったです。

その影響もあってか、当時はあまり人気職種ではなかったため今でも人手不足です。

また、企業は理系人材のみでは人材の補充が追い付きません。

そのため、文系のポテンシャルがある人材を積極的に採用している状況です。

ちなみに「3K」なのか否は・・・

  • きつい 
    ⇒ YES、だが楽な仕事なんてないのでは?
  • 帰れない 
    ⇒ YES、だが最近は残業規制が厳しいため帰れるが管理職以上は帰れない
  • 給料が安い 
    ⇒ 若手の頃は安かったが今は550万~600万 賞与によりけり

IT業界は3Kは正解です。

仕事はキツイです。
長時間労働と上司の𠮟責が辛くて、
帰り道に涙が自然と流れそうになった日々もありました。
寝不足で朝から吐き気が酷い日も多かったです。

帰れない日もありました。
11年働いて2回くらいです。

給料が安い時期もありました。
若手の頃は基本給が低かったです。
また、会社の業績がよくなく賞与は当時なかったです。

やきいも

IT業界で辛いことについては
以下の記事で解説してます!


文系出身者が活躍できるITの職種が多い

出典:IPA「ITスキル標準V3 2011 2部:キャリア編_20180827」

IPAの「IT技術者のキャリアフレームワーク」では「11の役割」が定義されてます。(上図参照)
各役割で求めらるスキル・知識は様々です。

文系出身者の「知識」「スキル」を生かす場が多くあります。
「アプリケーションスペシャリスト」と「プロジェクトマネジメント」を例に解説します。

例1 アプリスペシャリスト

お客さんの業務に精通している必要があります。

もし、あなたが簿記の資格があれば、
会計に関するシステムの構築時に経理担当者と対話がスムーズにでき、
簿記の知識を活かすことが可能です。

例2 プロジェクトマネージャー

多くの利害関係者と円滑にコミュニケーションを図りながら
プロジェクトを推進していく必要があり、高いコミュニケーションスキルが必須です。

もし、あなたが学生時代に学祭のリーダーとして、
チームを纏めあげて目的を達成できた経験があれば、
プロジェクトでメンバーを纏める能力はIT企業で活かせるでしょう。

様々な職種があり、文系が培った知識やスキルがIT職種では生きる場が多いため

ITの職種で活躍できるのです。

また、理系の知識が必要でない職種も多くあります。

実際に実務で理系の知識がなくて、困ることはほぼありませんでした。

やきいも

文系のITの志望理由については
こちらの記事で公開してます!

今後もITの職種は人材が必要

引用:経済産業省(IT人材需給に関する調査(概要)

経済産業省の調査結果によると、
2030年には最大で「約79万人」のIT人材が不足すると報告しています。

背景には、以下の2点が現場目線では考えれます。

  • AI、データサイエンス、セキュリティ対応の仕事が増加
  • 従来型IT人材の補充
AI、データサイエンス、セキュリティ対応の仕事が増加

先端技術(AI・データサイエンス・セキュリティ)の仕事に関しては引合いは多いです。
ただ、実証実験の段階なため、ベンダー側と協同でおこなう話はよく聞きます。
今後はより先端技術を活用した案件は増えるのは確かです。

従来型IT人材の補充

従来型のエンジニアが先端技術の案件に引っ張られるケースがあります。
その場合、従来型エンジニアの補充が必要になってきます。

ここで必要となってくる人材は、プログラミングができるコーダーという話ではありません。
プロジェクトを取り纏める人、システム全体・DBを設計・運用できる人というのが不足しています。

先端技術を活用できる人材を増やすこと、従来型のIT人材の補充するために
文系の人材も積極的に採用をしているのが現状です。

まとめ「文系は将来性のあるIT企業が狙い目」やめとくべきでない

今回の記事ではなぜ文系がIT企業に就職できるのかについて解説しました。

今回のポイントをまとめますと、次の通りです。

この記事のポイント!
  1. IT職種の約3割は文系出身者
  2. 約9割の企業でIT人材が不足
  3. 様々な職種で文系の知識・スキルが活かせる
  4. 理系の知識が必要でない役割も多い。

⇒ 各職種をしっかり把握して、自分の知識・スキルに合った職種を選び、
  将来のキャリアプランを設計しましょう!

なぜ文系がIT企業に就職できるのか分かったのではないでしょうか?

やきいも

IT企業は文系にとって決して狭き門ではありません

入社時に文系以外の社員とスタート地点で差はありますが、
しっかりと勉強し実践を積めば十分活躍ができます。

ちなみに私が勤める企業では半数が文系出身者です。


以上、最後まで読んで頂きありがとうございました!

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